「あの色を取り寄せて」と言葉だけで正確に色を伝えるのは、実はとても難しいことです。誰が見ても同じ色を共有するために生まれたのが表色系です。
先生、色って口で説明しても、なかなか伝わらないですよねぇ?
そうなの。
だから色を記号や数値で決まりよく表す仕組みが必要なのよ。
それを表色系というのよ。
へぇ〜!
色に共通の言葉があるってことなの?
そのとおり。
表色系には大きく2つの考え方があってね。顕色系と混色系に分けられるのよ。
補足すると、顕色系は色票を並べて、色みや明るさといった見え方で色を体系化する方式ですね。
一方、混色系は光の混ざり具合を数値で表す方式です。
土台の発想がまったく違います。
じゃあ、色見本の冊子みたいなのは顕色系なんですかぁ?
ええ、PCCSやマンセルは顕色系。
XYZ表色系は混色系。
3級ではこの区別が問われるわ。
服の色を注文するとき、番号で言えたら間違えないもんね!
まさにその通りよ。
産業でも表色系があるから世界中で同じ色を共有できるの。
つまり表色系は、色という感覚を客観的な記号に置きかえる共通言語なんですね。
色にも住所みたいな番地があるって考えると覚えやすいですぅ♪
確認クイズ
色票を並べ、色の見え方(色み・明るさ・鮮やかさ)によって色を体系化する方式はどれか。
- 混色系
- 顕色系
- 加法混色
- 分光分布
こたえを見る
正解: 2. 顕色系
正解は2。色票の見え方で色を並べるのが顕色系で、PCCSやマンセルが代表です。混色系は光の量を数値化する方式です。