色をあいまいさなく伝えるために、JISは体系だった色名を定めています。それが系統色名です。色みを表す語と、明るさ・鮮やかさを表す修飾語を組み合わせるしくみを理解しましょう。
先生、慣用色名だと色の範囲があいまいって習いましたけど、どうすればはっきり伝わるんですかぁ?
そこで使うのが系統色名よ。
JISが定めた、色を系統立てて表す色名なの。
補足すると、系統色名は色みを表す基本色名に、明度や彩度を表す修飾語を組み合わせて表します。
基本色名って、赤とか青みたいなシンプルな名前のこと?
そうよ。
赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫、それに白・灰色・黒などが基本色名ね。
その前に、明るいとか鮮やかとかの言葉をつけるんですかぁ?
そのとおり。
明るい・暗い・鮮やかな・くすんだ、といった修飾語をつけるの。
たとえば『明るい黄赤』のようにね。
一方、修飾語には明度に関するもの(明るい/暗い)と、彩度に関するもの(鮮やかな/くすんだ)があります。
つまり、色みは基本色名、明るさや鮮やかさは修飾語で足す、って組み立てなんだね!
整理が上手ね。
だから系統色名は、誰が読んでも同じ範囲の色をイメージできて、伝達に向いているの。
あいまいな慣用色名と、体系的な系統色名。
役割が違うんですねぇ。
確認クイズ
JISの系統色名の構成として、正しいものはどれか。
- 由来となった動植物の名前をそのまま用いる
- 色みを表す基本色名に、明度・彩度を表す修飾語を組み合わせる
- 記号と数字だけで、言葉を使わずに表す
- 白・黒・灰の無彩色に限って表す
こたえを見る
正解: 2. 色みを表す基本色名に、明度・彩度を表す修飾語を組み合わせる
正解は2。系統色名は、基本色名(色み)に明るい・鮮やかなどの修飾語(明度・彩度)を組み合わせて表します。動植物名を用いるのは慣用色名の特徴です。