照明が変わっても、私たちは物の色をだいたい同じと感じます。ここでは色順応と色の恒常性という、眼と脳のはたらきを学びます。
先生、電球の下でも白い紙は白く見えるんですぅ。
光が黄色っぽいのに、どうしてですかぁ?
面白いところに気づいたわね。
それには色順応と色の恒常性という二つのはたらきが関わっているのよ。
補足すると、色順応とは、ある色みの光の下にしばらくいると、眼がその光に慣れて色の偏りを打ち消すように調整する反応です。
へえ〜! つまり黄色っぽい光に慣れて、脳がバランスを取り直してるってことなの?
そう。
だから電球の部屋でも、しばらくすると白い紙はちゃんと白く感じられるのよ。
じゃあ恒常性のほうは、色順応とどう違うんですかぁ?
色の恒常性は結果に注目した言い方です。
照明が変わっても、同じ物体の色をおおむね一定と感じる性質を指します。
なるほどね! カメラだと電球の下で写真が黄色くなるのに、目だとそうならないのはそのおかげなんだ!
いいたとえね。
カメラのホワイトバランスに近いはたらきを、私たちの眼と脳は自然にやっているのよ。
でも、お店とおうちで服の色が違って見えることもありましたぁ。
恒常性があるのにどうしてぇ?
恒常性は万能ではないからです。
光源の差が大きいときは補いきれず、色みの違いが残ります。
だから照明の選び方が大切になります。
まとめると、色順応は慣れる反応、色の恒常性は色を一定に保つ性質。
ただし完全ではない、と押さえておいてね。
色順応で慣れて、恒常性で一定に見える。
でも完璧じゃない! しっかり覚えたよ。
確認クイズ
照明の色が変わっても物体の色をおおむね一定に感じる性質を何というか。
- 明順応
- 色の恒常性
- プルキンエ現象
- 加法混色
こたえを見る
正解: 2. 色の恒常性
正解は2。色の恒常性により、照明が変わっても物体の色をほぼ一定に感じます。ただし完全ではありません。