色を正確にやりとりするには、共通の見本が欠かせません。配色カードやカラーチャートといった道具の役割と、季節ごとに提案される流行色のしくみを見ていきましょう。
先生、色ってことばだけだと正確に伝わりにくいって習いましたぁ。
どうやって伝えあうんですかぁ?
実物の色見本を使うのがいちばん確実よ。
代表が配色カードね。
標準的な色をカード状にした見本なの。
補足すると、色票を並べたカラーチャートも使われます。
共通の見本があれば、離れた相手とも同じ色を指し示せます。
なるほどね!
ことばじゃなくて、同じカードを見せ合えば間違えないんだ。
そういうこと。
配色カードは色を切り貼りして配色を試すのにも便利で、学習にもよく使われるわ。
そういえば、その年のはやりの色ってどうやって決まるんですかぁ?
いい質問。
季節ごとに提案される色を流行色というの。
実際に売れる前に、業界が先に方向性を決めているのよ。
整理すると、流行色は国際的な機関や業界団体が、シーズンに先立って提案します。
企業はそれを参考に商品を計画します。
はやりって自然に生まれるんじゃなくて、先に提案されてるんだ。
ちょっと意外!
そうなの。
伝達の道具としての色見本と、提案される流行色。
生活のなかの色を支えるしくみね。
色を正しく伝える工夫が、いろいろあるんですねぇ♪
確認クイズ
流行色に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- その季節が終わってから結果として決まる色である
- シーズンに先立ち、機関や業界団体が提案する色である
- 個人が街で自然に選んだ色をあとから集計したものだけを指す
- JISが安全のために定めた規格色である
こたえを見る
正解: 2. シーズンに先立ち、機関や業界団体が提案する色である
正解は2。流行色は実際のシーズンに先立って、国際機関や業界団体が方向性として提案します。企業はそれを参考に商品計画を行います。安全のための規格色は安全色です。