色彩調和の考え方は、シュブルールのあとも発展しました。色を数量的にとらえたオストワルトと、四つの原理でまとめたジャッド。二人の理論を整理しましょう。
先生、色彩調和論ってシュブルールのほかにもあるの?
ええ。
まずオストワルト。
白・黒・純色の量の割合で色を表し、その関係から調和を説いた化学者よ。
補足すると、オストワルトは白量・黒量・純色量の三つで色を数量的にとらえ、規則的な関係にある色は調和すると考えました。
白と黒と純色の割合で色を表すなんて、なんだか数式みたいですねぇ。
そうね。
もう一人がジャッド。
過去の調和論を整理して、四つの原理にまとめた人よ。
四つの原理?
どんなのがあるの?
秩序の原理・なじみ(親近性)の原理・類似性の原理・明瞭性(非あいまい性)の原理の四つね。
整理すると、規則的に選ぶと調和するのが秩序、見慣れた配色が調和するのがなじみ、共通性があると調和するのが類似性、区別がはっきりして調和するのが明瞭性です。
四つもあると覚えにくいですぅ…。
秩序・なじみ・類似・明瞭、と頭文字でつなげて唱えるといいわ。
ジャッドの四原理はよく問われるからしっかりね。
オストワルトは数量、ジャッドは四原理。
セットで覚えた!
確認クイズ
ジャッドが整理した色彩調和の4原理に含まれないものはどれか。
- 秩序の原理
- なじみ(親近性)の原理
- 同時対比の原理
- 明瞭性(非あいまい性)の原理
こたえを見る
正解: 3. 同時対比の原理
正解は3。ジャッドの4原理は秩序・なじみ・類似性・明瞭性です。同時対比はシュブルールが示した法則であり、ジャッドの4原理には含まれません。